「いのち」連発、初の施政演説に鳩山カラー(読売新聞)

 「いのちを、守りたい」。29日午後1時、衆院本会議場。鳩山首相のややうわずった声が響いた。

 傍聴席には、「主役」の晴れ舞台を見守る側近2人の姿があった。旧通産省OBで参院議員の松井孝治官房副長官。昨年10月の所信表明演説に続き、首相の思いを酌み取って今回の施政方針演説を書き上げた「脚本家」だ。

 本会議直前まで首相の執務室で話しぶりを徹底指導した劇作家の平田オリザ内閣官房参与は「演出家」の役割を果たした。

 ◆作・演出は側近の2人◆

 内政から外交まですべての政策を「いのちを守りたい」というフレーズで結び、「いのち」を24回も連発した演説は、3人が年末からひそかに練り上げたものだった。自民党政権下なら、官僚主導で「首相のカラーがない」と批判されるのが常だった国会演説はこの日、「鳩山カラー」一色に染まった。

 昨年12月30日、インド訪問から帰国した首相は、松井氏に「自分の政治理念と非常に重なる」と告げ、インド建国の父、マハトマ・ガンジーの言葉を演説に盛り込むよう求めた。ニューデリーのガンジー廟(びょう)で見た「七つの社会的大罪」だった。

 だが、26日の閣議で演説全文を目にした閣僚たちは、仰天した。「七つ」の中には、「労働なき富」という言葉があったのだ。首相が実母から毎月1500万円もの資金提供を受けていた問題を想起させないか――。

 「『労働なき富』というのは、大丈夫ですか?」。閣僚の一人がおそるおそる切り出すと、首相は「自分のことを言われるのはわかっている。だからと言って(ガンジーの言葉が)間違っているんですか?」とむきになった。

 この場で演説を読み上げた松井氏は「途中で感極まって涙を流した」(閣僚)といい、手直しを求める雰囲気ではなかったという。

 ◆「労働なき富」に「それはあんただ」◆

 閣僚らの不安は的中した。参院本会議場で首相が「労働なき富」と読み上げた瞬間、野党席からは「それはあんただ」と激しいヤジが飛び交った。

 それでも、首相の危機感は薄い。「国民の心に響いたらと思っている。批判も覚悟で思い切ってやらせていただいた」。29日夜、首相は満足そうに語った。

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長時間作用型のインフル治療薬を承認申請―第一三共(医療介護CBニュース)

 第一三共は2月1日、抗インフルエンザウイルス薬「CS-8958」の製造販売承認申請を厚生労働省に行ったと発表した。承認されれば、日本企業が創製した初のインフルエンザ治療薬となる。長時間作用型で、臨床試験の成績から1回の吸入投与で治療効果が得られることが確認されているという。

 インフルエンザ治療薬は、国内では既に中外製薬のタミフル、グラクソ・スミスクラインのリレンザ、塩野義製薬のラピアクタが販売されている。「CS-8958」は既存薬と同じノイラミニダーゼ阻害剤。リレンザと同様、インフルエンザウイルスの感染部位である気道に直接作用する吸入治療剤だが、リレンザと同じ吸入投与だが、リレンザが1日2回5日間の投与なのに対し、薬剤が長くとどまるため、1回の投与で効果が得られるとしている。タミフルは1日2回5日間の経口投与、ラピアクタは点滴静注での1回投与。
 「CS-8958」は新型インフルエンザ(H1N1)や強毒型鳥インフルエンザ(H5N1)についても、非臨床レベルでの効果を確認しているという。

 さらに、同薬は「治療適応」のほかに、国内での「予防適応」の取得も目指し、昨年11月からフェーズ3試験を開始している。


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偽装献金で「心からおわび」=鳩山首相(時事通信)

 鳩山由紀夫首相は30日夕、甲府市内で講演し、自身の元公設秘書による偽装献金事件と、小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体の土地購入をめぐる事件に関し、「小沢幹事長が最近、あいさつの冒頭で必ず『お騒がせしております』と話しているようだが、お騒がせしているのは(党)代表であり、幹事長だ。本当にご迷惑、ご心配をお掛けしていることを心からおわび申し上げなければならない」と改めて陳謝した。
 また、2010年度予算案について「野党との議論をしっかり行って、できれば早く成立させて、執行を早めていきたい」と述べ、年度内成立に全力を挙げる決意を強調。28日に成立した09年度第2次補正予算の速やかな執行に努める考えも示した。 

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書籍データの破棄求める意見書=グーグル訴訟和解案にペンクラブ(時事通信)

 米グーグル社の書籍検索サービスの書籍無断複製は著作権を侵害するとして、米出版社協会などが起こした訴訟の修正和解案について、日本ペンクラブは26日、同社が保有する日本の書籍データの破棄などを求める意見書をニューヨーク南地区連邦地裁に提出すると発表した。
 修正和解案では、ネット上で全文検索できるサービスの対象から日本の書籍は除外された。しかし、意見書は(1)これまで日本の書籍を無断でデジタル複写してきたことへの謝罪と同データの削除(2)今後は複製しないことの確約(3)国内の著作権者がこの問題への対応に要した経費の補償−などを求めている。 

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バレンタインのハート形イカ、ホシエイがパクリ 都内でイベント(産経新聞)

 バレンタインデーを前に、東京・東池袋のサンシャイン国際水族館では「バレンタイン餌付けショー」が行われている。

 水槽内には真っ赤なバラの花で作られた巨大なリースが設置され、女性ダイバーがハート型にくりぬいて赤く色をつけた餌のイカを手に水中に登場すると、ホシエイがリースの中で餌をパクリ。見物客は歓声をあげ、水族館には一足早くバレンタインの雰囲気が漂った。

 イベントは2月14日まで。

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